みんなのためのマイホーム
どんな方でも、住んでいる「家」があります。それこそ赤ちゃんからお年寄り、身体に障碍がある方も「家」に住んでいます。すべての人が安全に、安心して、心地よく暮らすために「家」があるのです。誰もが暮らしやすい家をつくるために「ユニバーサルデザイン」を取り入れたいと考える方は多いのではないでしょうか。
「ユニバーサルデザイン」とは住宅建築に限らず、家電製品や情報機器、食器や文房具などの生活用品にいたるおよそすべての物のデザインや製造に影響するコンセプトのひとつで、障碍者を対象に障害(バリア)をなくすという「バリアフリー」の考えよりもより広い概念になります。「ユニバーサルデザイン」を提唱したロナルド・メイス氏が7原則を挙げています。ご紹介しましょう
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1.どんな人でも公平に使えること。
2.使う上で自由度の高いこと。
3.使い方が簡単で、すぐにわかること。
4.必要な情報がすぐにわかること。
5.うっかりミスが危険につながらないこと。
6.身体への負担がかかりづらいこと(弱い力でも使えること)。
7.接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること。
(Wikipedia参照)住宅建築においては、安全に配慮したドア、車いすでも開けやすい引き戸の使用、トイレや浴室、階段の手すり、家のなかの段差を減らす、子どもも使いやすいスイッチの位置・・・などがあります。
また、やけどや火事の心配が少ないIH調理器や、高さが選べるシステムキッチン、ドアの取っ手やスイッチなどもより弱い力で使えるように大きめにデザインされたりと、最近のマイホームでは、いたるところに「ユニバーサルデザイン」の考えが活かされています。子どもや孫が生まれたり、自分ももちろん年をとっていきますし、病気やケガで車いすを使用することになるかもしれません。
家族構成や経年の変化は当然あることですので、マイホームの設計段階から、「ユニバーサルデザイン」を取り入れた住宅づくりは必要です。誰にでも使いやすく暮らしやすい住宅は、私たちにとっても使いやすく暮らしやすいということですから。