畳の小道具 ③
こんばんは。
畳隊のKAZUです。
今回は畳の小道具紹介です。
と言っても今回は番外編的なものです。
全ての畳屋さんがこれを使っている訳ではないからです。
さて、これとはこれ↓のことです。
これは・・・お餅ではなく、チョークでもなく・・・
こんな風に使います
正解は「ろう」、ろうそくの「ろう」です。
表ゴザの端はたて糸がほつれたように少し出ています。
表ゴザを巻いて縫製する時に、表ゴザを引っ張るので、糸のほつれがあると作業しにくいのです。
そのため、糸をろうで固めてしまします。
作業しにくいと言うのは、時間がかると言う意味もあるし、きれいに仕上がらない言う意味もあります。
畳隊の新床畳、表替え、裏返しは表ゴザの端を「ろう」で固めて、きれいに仕上げた畳です。
畳隊以外で作った畳の裏返しや表替えの仕事の時に、「ろう」で固めていない表ゴザも沢山あります。
全ての畳屋さんが使っている訳ではないのです。
ちなみに「ろう」は機械で溶かして表ゴザにつけるんですよ。
箱で購入しています。