マイホームの照明

部屋のイメージは、照明によってガラリと変わります。

照明は、部屋の明るさはもちろん、雰囲気やぬくもりなどさまざまな効果を演出する役割もあるからです。

部屋の照明には大きく分けて二つのタイプがあります。「直接照明(光源からの光を直接あてる照明)」と「間接照明(光源を天井面や壁面に当て間接的に照らす照明)」です。光源のタイプもいくつかあります。「蛍光灯」「白熱灯」は使い分けている方も多いと思います。

「蛍光灯」は「白熱灯」に比べて消費電力は4分の1で寿命も6倍と大変経済的ですが、「蛍光灯」は点灯するのが遅い・ちらつきがある、という短所があるので、使用場所を考える必要があります。

しかし最近は「電球型蛍光灯」などもあり、従来は「白熱灯」を使用していたところでも「電球型蛍光灯」への切り替えが可能になることもあります。照明器具によっては、ダウンライトなど壁や天井に埋め込んで一体化しているものもあるので、マイホームの設計段階から照明プランを考え反映させていくのが理想的です。

その際は、照明の取り付ける位置やデザインなどを掃除のしやすいものにすると、後の掃除などのメンテナンスもラクになるでしょう。また、照明は付けたらおしまいではなく、ずっと使用するものなので、電気代などのランニングコストがかかります。

家庭電気製品の電気消費量のうち約16%が照明器具だと言われていますので、頻繁に電球の取り替えが必要のないLEDランプなど長寿命の光源や節電効果の高い蛍光灯にするといいと思います。

使用する光源のタイプによっても電気代がだいぶ変わってきますので、ぜひ検討しましょう。節電や節約などももちろん大切ですが、勉強や読書をするとき、食事をするとき、リラックスするとき、さまざまな生活シーンで必要とされる明るさは違ってきます。経済的なことを優先するあまり、くつろぎにくい空間になってしまっては元も子もありません。

快適な照明を効果的に配置して、省エネも目指しましょう。

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